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【20代向け】バスケの辞め時を考えたら知ってほしいこと

バスケットマンだった多くのおとなが競技から離れていく一方で、歳をとっても楽しく続けている人もいます。

この記事ではおとなになる中でバスケを辞めていってしまう理由から、バスケを続けるメリット、続けている人の共通点をわかりやすく解説します。

バスケを辞めてしまう理由5つ

バスケを楽しんでいる皆さんからすると「自分がバスケを辞める日」なんて想像したくないかもしれません。

しかし、あらかじめ原因を知っておくことで対策ができるようになります。

ここでは、歳を取るとバスケを辞めてしまう理由を5つ紹介します。

1、仕事が忙しくなった

バスケを辞めてしまう理由1つ目が「仕事が忙しくなった」です。

社会人として年齢が上がるほど

  • 役職が上がる
  • 任される仕事が重くなる
  • 管理・調整業務が増える
  • 残業や会議が増える

といったことが起こり、時間と体力が削られバスケが後回しになってしまいます。

また、重要な仕事を任される場面が増えることで悩みも増えて純粋にバスケに行きたいという気持ちが起きづらくなる、ということもあります。

若い人からするとピンとこないかもしれませんが、イメージで言うと「大事な面接試験の前日にどんな質問をされるか不安でモヤモヤと考え続ける気分」が日常的に続くような感じです!

うまい例えと言えるか微妙なところですが「バスケしたい!」という気持ちになりづらいことは共感できるのではないでしょうか。

それ以外にも転勤等により今まで活動してきたチームに参加できなくなったことでバスケから離れてしまう人もいます。

2、家族ができて生活が変わった

バスケを辞めてしまう理由2つ目が「家族ができて生活が変わった」です。

30代〜40代はライフイベントが重なる年代です。

  • 結婚
  • 家事・育児
  • 家族との時間の確保
  • 学校行事

これらの理由で自由時間の確保が難しくなります。

多くの社会人チームは休みである土日のどちらかに練習をしています。

しかし、家族持ちで土日にバスケをすることはなかなか難しいものです。

この辺のことは自分の幼少期に両親がどんな生活をしていたか思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

休みの日は子供である自分と買い物に出かけたり遊びに出かけたりしていたのではないでしょうか。

そんな感じで家族ができて忙しくなりバスケから離れてしまうという人がとても多いです。

3、思い通りのプレーができなくなった

バスケを辞めてしまう理由3つ目が「思い通りのプレーができなくなった」です。

残念ながら年を取ることで身体能力は下がっていきます。

具体的には

  • 瞬発力(ジャンプ力・初速の速さ)
  • 敏捷性(アジリティ)
  • 持久力(スタミナ)
  • 柔軟性(可動域)
  • 平衡感覚・体幹の安定
  • 回復力
  • 反応速度(リアクションタイム)

といった能力が衰えていきます。

トレーニングで能力低下を遅らせることはできますが、基本的には今までできていたプレーがだんだんできなくなっていくと思ってください。

すると頭の中のイメージと実際のプレーがズレていき、失敗が増えることでバスケを続けるのが嫌になってしまいます。

4、ケガをした

バスケを辞めてしまう理由4つ目が「ケガをした」です。

歳を取るとケガをしやすくなる上にケガの回復も遅くなります。

学生時代は2周間で治っていた捻挫が今は……2ヶ月たっても痛みが続いている!?

なんてことが実際に起こります。

痛みを引きずったままプレーするのは辛いものです。

私たちは楽しさと健康のためにバスケをしているので、そのどちらも得られなければバスケを続けることはできません。

5、同年代が辞めてしまった

バスケを辞めてしまう理由5つ目が「同年代が辞めてしまった」です。

社会人になってから20年近くバスケをしていると、これまで述べてきた「バスケを辞めてしまう理由」で同世代のチームメイトが少しずつチームを去っていきます。

私が最初に所属していたチームも同年代のメンバーがどんどん抜けていき自然消滅してしまいました。

私はたまたま知り合いのチームに入ってプレーを続けられましたが、自然消滅を期にバスケから遠のいてしまったメンバーもいます。

辞めてしまうなんてもったいない!!バスケを続けるメリット5つ

ここまで社会人がバスケを辞めてしまう理由について説明してきました。

確かに社会人がバスケを続けるのは簡単なことではありません。

しかし、今バスケをやっている人が辞めてしまうのはあまりにももったいないと思います。

ここからはバスケを続けるあまりにも大きなメリットについて5つ解説します。

健康になる

バスケを続けるメリット1つ目が「健康になる」です。

バスケはスポーツの中でも運動量が多く全身の筋肉をバランスよく鍛えられるので日常生活でも疲れにくい強い身体を作ってくれます。

また、多くの中年が筋肉を失って太っていく中できれいなスタイルを維持することができるので相対的にかっこよくなります。

さらに継続することで

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症

といった生活習慣病の予防に役立ちます。

バスケを続けることで人間にとって最も大切な資産である「健康」を手に入れることができます!

新しいコミュニティができる

バスケを続けるメリット2つ目が「新しいコミュニティができる」です。

社会人になると多くの人が家と職場を往復する生活になります。

この「家庭」と「職場」という2つのコミュニティしか持っていない場合、そこで人間関係に問題が起きたときに幸福感が大きく下がってしまいます。

そこで自分が所属するコミュニティをいくつか持つことで1つのコミュニティに問題が起きたときのリスクを分散することができます。

「会社の人間関係がちょっとギクシャクしてるけど、家庭とバスケチームではうまくいってるし、まぁいいか」

みたいな感じにダメージを軽減することができます。

また、様々な年代・職業の人が集まるチームには職場や家では得られない知識が得られます。

これまでのコミュニティでは当たり前だったことが実はまったく普通のことではなかった、といった気づきを得ることもあります。

そういった新しい視点が家庭や職場などで活かせることがあります。

ストレスを解消できる

バスケを続けるメリット3つ目が「ストレスを解消できる」です。

社会人の多くは仕事や家庭の中で多くのストレスを抱えて生きています。

ストレスが溜まれば周りの人にも強く当たってしまいますし自分の体調にも悪影響を与えてしまいます。

バスケで思いっきり体を動かして心地よい疲労を感じて眠ることができればストレスを残すことはなくなります!

多くの人がストレスを抱えている中で自分だけ平穏な心で人に接することができれば、あなたへの信頼は上がり良い人間関係が築けるでしょう。

そして、長い人生の中で精神を病むことなく健康でいられるでしょう。

熱狂できる

バスケを続けるメリット4つ目が「熱狂できる」です。

社会人になって数年すると良くも悪くも落ち着いてきます。

仕事の要領もわかってきて毎日同じようなルーティンをこなす感覚になります。

それが良いと言う人もいますがそのような日々は記憶に残ることもなく、いつのまにか時だけが過ぎ去ってしまいます。

記憶に残る体験、数年後でも思い出話に出てくるような体験にはある感情が伴なわれています。

それが「熱狂」です。

熱狂とはある物事に強い興奮や情熱をもって夢中になれる状態です。

自分が熱狂した体験こそ記憶に刻まれ人生の厚みになっていきます!

私たちの人生の目的はこの熱狂を伴う体験をなるべく多くコレクションすることだと言っても過言ではありません!!(それはさすがに過言か)

そんな人生の満足度を左右する「熱狂」ですが、バスケを真剣に楽しむことで得ることができます。

みなさんも体験したことがあるはずです。

バスケの試合で残り1分、1点差を追いかける展開がどれほどの熱狂を与えてくれるか。

バスケを続ければそんな激闘をこれからも幾度となく体験することができます。

お金が貯まる

バスケを続けるメリット5つ目が「お金が貯まる」です。

多くの社会人が

  • 健康のために健康食品や健康器具を買う
  • 新しいコミュニティに入るために習い事を始める
  • ストレス解消のために「自分へのごほうび」をする
  • 手軽に熱狂するためにギャンブルをする

といったことでせっかく稼いだお金を浪費してしまいます。

しかし、バスケをしている人はそういったものにお金を払う理由がありません。

ここまで述べたとおりバスケをすれば「健康」「コミュニティ」「ストレス解消」「熱狂」これらすべてが手に入るからです。

当然、他の人よりお金が溜まりやすくなります。

資産を貯めることでより自由に余裕を持った生活ができるようになります。

40代でもバスケを続けている人の特徴5つ

自分の価値観を大切にしている

40代でもバスケを続けている人の特徴1つ目は「自分の価値観を大切にしている」です。

よく「時間がなくてバスケができない!!」と言っている人に多いのが

「物事の優先順位をつけられない」というタイプです。

人はみな1日24時間の中で生活しています。

時間はあるんです。

問題は「バスケの優先順位が低い」ということなんです。

しかし、ここまで「バスケを続けるメリット」を見てわかったとおり

「バスケをすれば人生ぜんぶ上手くいくんじゃね!?」というレベルで人生が好転します!

(過言……ではないはず!!)

そう考えるとバスケより優先順位の高いことってそういくつもありますか?

  • あまり楽しくない飲み会
  • ぼーっと見ているテレビ番組
  • 惰性で続けているスマホゲーム
  • 付き合い残業

このような優先順位の低いことに時間を使っていないか振り返って本当に自分にとって大事なことだけをしましょう。

大切な人に応援してもらえるよう行動している

40代でもバスケを続けている人の特徴2つ目は「大切な人に応援してもらえるよう行動している」です。

結婚したり子供ができたりして生活環境が変わるとなかなか自分の自由時間が取れなくなるものです。

今までのようにバスケに行こうとするとパートナーや子供に嫌な顔をされてしまうことがあるかもしれません。

そうならないために普段の行動から信頼を積み重ねることが重要です。

例えば、バスケがない日は率先して家事や育児をする。

家族との小さな約束を守る。

そういった日々の細かい積み重ねで信頼を得ることが大事です。

日々の積み重ねで信頼関係ができていればパートナーはあなたの話を聞いてくれます。

そこで初めて「バスケを続けるメリット・辞めたときのデメリット」を冷静に説明し、長期的に考えてバスケは人生を良くしてくれるとわかってもらう必要があります。

そうすることでバスケに行く際に気持ちよく送り出してもらえるようになります。

衰えを受け入れ、その上で楽しむ

40代でもバスケを続けている人の特徴3つ目は「衰えを受け入れ、その上で楽しむ」です。

バスケを辞める理由でも話したように人の身体は歳を取るごとに衰え、身体能力は低下していきます。

ただ、それも実際40超えてバスケを続けてみると若い頃の自分の想像とは少し違った側面が見えてきました。

まず、「衰え」については若い人が想像するほど一気に動けなくなるわけではありませんでした。

なんというか「年齢のせいで衰えた」というよりは、「トレーニング不足だから衰えた」

という側面が強いです。

みなさんも学生時代の部活を引退して受験を終えたあとにバスケをしてみたら「信じられないくらいに身体が動かなかった」という経験があると思います。

あれと同じで「まあ動いてないんだからそりゃ動けんよね」という感覚です。

おそらく年齢による衰えを実感できるのは一流のアスリートくらいなもので、私たちのように趣味でやってるレベルの人が衰えを実感するのはシンプルに「動いてないから」です。

逆に言えばトレーニングをすれば40代でも体力や筋力の向上は感じられます。

さすがに今から高校時代のようなトレーニングは続けられませんが、それでも身体を動かすことでまだまだ身体は進化するという意識を持っていきましょう。

一方、バスケに関する知識は学び続けることで積み重なっていきます。

より新しい理論を学ぶことで効率的な戦い方が上手くなっていきます。

知識によって今までより楽に点を取れるようになったり、洗練されたチームディフェンスで守りやすくなったり改善できる部分はまだまだあります。

新しい理論を学んで新しい戦術を試すのはとても楽しいですよ!

身体能力の維持と知識の積み上げで選手としてのトータルの能力を伸ばしてバスケを長く楽しみましょう!

無理せず労る

40代でもバスケを続けている人の特徴4つ目は「無理せず労る」です。

バスケを長く楽しむ上で最大の障害になるのが「ケガ」です。

歳を取ると若い頃に比べてケガをしやすくなりますしケガの回復に時間がかかるようになります。

楽しくバスケを続けるにはケガをしない工夫が必要です。

ケガをしない工夫1つ目が「無理をしないこと」です。

若い頃と同じような身体能力任せのプレーを続けていたらケガをするのは時間の問題です。

臆病と思われるかもしれませんが、ケガしやすいプレーをなるべく避けてください。

その分、戦術と駆け引きの比重を高めることを意識しましょう!

ケガをしない工夫2つ目が「準備とケアを怠らないこと」です。

「自分の身体は乗り換えのきかない車と同じである」

という言葉にもあるとおり自分の身体は一度故障したらその換えはありません。

絶対に故障しないようにできる限りの準備をすることです。

具体的には、バスケを始める前のウォームアップと終わったあとのクールダウンに今まで以上に念入りに行いましょう。

また、前日の睡眠や普段の食事にも気を遣い調子のいい状態を自分で設計しましょう!

新しいチーム、新しい仲間に飛び込む

40代でもバスケを続けている人の特徴つ5目は「新しいチーム、新しい仲間に飛び込む」です。

長くバスケをしているとチームメイトがバスケから離れていきチームが維持できなくなることがあります。

むしろ、40代まで一度もチームの終わりを見たことない人はほとんどいないでしょう。

つまり、40代でもバスケを続けている人の多くは「新しいチームに飛び込んだことがある」ということです。

新しいチームに飛び込むのは勇気がいりますが実はちょっとしたコツがあります。

それは「普段から試合の対戦相手と仲良くなること」です。

練習試合や地区大会の対戦相手は自分の近所のチームであることが多く、自分の次のチームの候補になります。

そのため、相手チームのメンバーと将来一緒にプレーするかもしれないという前提で接するようにしましょう。

具体的には、

  • 試合前・試合後の挨拶をきちんとする。
  • 試合中は相手をリスペクトした態度で挑む
  • 試合後に相手のプレーを褒める
  • 試合後に質問して会話のきっかけにする

といったことです。

彼らとの会話の中で「どこで練習しているのか」といったことを教えてもらうことができたらぜひ彼らの練習にも参加させてもらいましょう!

別のチームでの練習はいい刺激になりますし、そのチームが自分に合うチームかあらかじめ知ることができます。

まとめ

まとめです。

今回はバスケを辞めてしまう理由とバスケを続けるメリット、40代でもバスケを続けている人の特徴について解説しました。

バスケを辞めてしまう理由5つは

  • 仕事が忙しくなった
  • 家族ができて生活が変わった
  • 思い通りのプレーができなくなった
  • ケガをした
  • 同年代が辞めてしまった

バスケを続けるメリット5つは

  • 健康になる
  • 新しいコミュニティができる
  • ストレスを解消できる
  • 熱狂できる
  • お金が貯まる

40代でもバスケを続けている人の特徴5つは

  • 自分の価値観を大切にしている
  • 大切な人に応援してもらえるよう行動している
  • 衰えを受け入れ、その上で楽しむ
  • 無理せず労る
  • 新しいチーム、新しい仲間に飛び込む

となっています。

今回は以上です。

「バスケを辞めようかな」と思った人は参考にしてみてください。

ではまた!